反社会性パーソナリティ障害の特徴と原因、接し方

反社会性パーソナリティ障害

 反社会性パーソナリティ障害の特徴と原因、接し方を紹介します。危険や争いを好むのが特徴的です。

 

反社会性パーソナリティ障害の特徴

 反社会性パーソナリティ障害の特徴には次のようなものがあります。

  • 危険な状況を好む。
  • 痛みに不安を感じにくい。
  • 暴力をふるう。
  • 人をだます傾向がある。
  • 衝動的に怒る。
  • ルールを平気で破る。
  • 自分の利益のために他人をだます。
  • 罪の意識がなく、悪いことをしていても自分では正しいことをしていると考える。
  • 犯罪を繰り返すことも。

 反社会性パーソナリティ障害の大多数は30代後半で改善していきます。しかし、薬物に手を出してしまったりすると改善は困難になります。

 

反社会性パーソナリティ障害の原因

 反社会性パーソナリティ障害の原因としては、恐怖を司る脳の扁桃体の働きが低下していることがあげられます。
 遺伝的な要因も考えられますが、幼いころに虐待を受けたことが扁桃体に悪影響を及ぼしたとも考えられます。
 早くから素行に問題が現れはじめ、少年非行を経て、冷酷な大人になっていきます。養育過程では、否定的な扱いを受け続けることで、反抗がエスカレートしてしまうこともあります。

 

反社会性パーソナリティ障害の人との接し方

 反社会性パーソナリティ障害の人は、口がうまく虚言で金を搾取したり、すぐに切れて暴力を振るったりします。トラブルを起こしても、すぐに自己正当化するのでタチが悪いです。
 他人に関心を抱くのは何かを引き出そうとするときです。近づいてきたら気をつけましょう。一見、魅力的に映るため、油断しないようにしましょう。
 反社会性パーソナリティ障害の人とは関わらないことが一番です。すでに深い関わりになってしまった場合は、せめて対等な関係を築くようにし、それに応じないならきっぱりと関わりを断ち切りましょう。

 

反社会性パーソナリティ障害の人の見分け方

 見分けるポイントとしては、平気でポイ捨てしたりするなどルールを守らなかったり、すぐに嘘をついたり、命知らずな発言や行動をしたりするなどが挙げられます。