依存性パーソナリティ障害の特徴と原因、接し方
依存性パーソナリティ障害の特徴と原因、接し方を紹介します。一人では何もできないと思い込んでしまうのが特徴的です。
依存性パーソナリティ障害の特徴
依存性パーソナリティ障害の特徴には次のようなものがあります。
- 一人でいるのが苦手である。
- 食事のメニューや着ていく服など、生活上の些細なことも一人で決められない。
- 断るのが苦手である。反対意見を言えない。
- 相手の顔色ばかり気にし、相手の判断に従う。
- 他人の望みを自分の望みのように振る舞う。嫌なことをおしつけられても、嬉しそうに対応する。
- 恋人などとの別れを避けようとする。
- 自分は無力だと思う。
このような特徴のため、悪徳商法に引っかかったり、他人を餌に生活しているような人に騙されたりしてしまいます。
依存性パーソナリティ障害の原因
依存性パーソナリティ障害は、親に支配されていつもビクビクしながら育ってきた人に多く見られます。
また、不安定な親を小さい頃から面倒みてきた人にも多く見られます。自分より他人を優先してしまう資質が身についてしまったためです。
依存性パーソナリティ障害の人との接し方
依存性パーソナリティ障害の人は相手に意見を合わせがちですので、こちらの意見を押し付けないよう気をつけましょう。
そして、人と違う意見を言った時たくさん褒めてあげるようにし、本人の気持ちや意見をじっくり聞くようにしましょう。
依存性パーソナリティ障害の克服のポイント
依存性パーソナリティ障害の人は物事を決めるのが苦手です。小さなことからでも自分で決められるようにしましょう。例えばレストランでメニューを決めるといった些細な事でも自分で決めるようにします。
また、何事にも本音で話すよう心がけましょう。いつも他人といるのではなく、一人で過ごす時間や一人で考える時間も大切にしましょう。