妄想性パーソナリティ障害の特徴と原因、接し方

妄想性パーソナリティ障害の特徴と原因、接し方

 妄想性パーソナリティ障害の特徴と原因、接し方を紹介します。強い猜疑心が特徴的です。

 

妄想性パーソナリティ障害の特徴

 妄想性パーソナリティ障害の特徴には次のようなものがあります。

  • 猜疑心が強い。
  • 不信感、警戒心が強い。
  • 人と打ち解けたり、人を信じたりできない。
  • 根拠もなく、自分は騙されていると考える。
  • 何者かに利用されていると考える。
  • 恨みを引きずる。
  • 親しい人を疑う。
  • この世は危険なものである考える。

 親しい人さえも信じることができません。プライバシーなことを知られることを極端に恐れます。傷つきやすく、また傷つけられたことをずっと根に持つタイプでもあります。傷つけられた相手を監視し、不当な行為を見つけて非難するチャンスをさぐっています。

 

妄想性パーソナリティ障害の原因

 妄想性パーソナリティ障害には遺伝的な要因があるといわれています。さらに環境的に人を疑ってばかりの親に育てられたりするとなりやすいといわれています。
 また、薬物やアルコールの影響で、妄想性が強まる場合もあります。

 

妄想性パーソナリティ障害の人との接し方

 妄想性パーソナリティ障害の人は他人をすぐに疑うので、接し方のポイントは逆恨みされないように距離をとることです。不用意に親しくなりすぎないよう注意しましょう。親切にしたりすると、愛情と誤解されてしまうこともあります。
 仕事での関係がある人は、あくまでビジネスライクに付き合うことが大切です。

 

妄想性パーソナリティ障害の克服のポイント

 妄想性パーソナリティ障害の改善のポイントは被害妄想的な考えをしないことです。豊かなコミュニケーションをする上で、傷つけられても許す度量を持ちましょう。また、傷付けられるのを恐れて、相手を支配しようと考えるのはいけません。そう考えれば考える程、人の心は離れていきます。大切な人を失わないためにも克服していきましょう。